男前なジャンクなリメ缶と甘いテイスト
リメ缶はふだん作家としての作品では作っていません
たまたまリメ缶を作らなければいけない行事があり作ったもの
これはほんとにサビサビだった缶に手を加えたものですが
完全に錆びきった缶を見ていたら
かつては青い缶が錆びた・・・みたいなリメ缶が作りたくなって
生まれたものです
でも自分はあまり男前な世界は好みでないんです
だから飾るものはやっぱり少し甘くてロマンチックなものを
添えたくなりました
朽ちた世界にだって小さな野の花が咲きはじめ
そこには幸せの青い鳥がやってきて
また世界は生き生きとした美しい色を取り戻していく・・・
そんな世界の中にあるから
シャビーな世界も美しいと私は思えるんです
出来れば傷ひとつにも物語がある
作りものでない時間や思い出と共に古くなったシャビーな世界が好きですけれどね
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